アニメの像 vs. アートプロジェクト
まちとアートの関係史

竹田直樹 著
定価(本体1,600円+税)
2013年10月22日発行
アニメの像 VS. アートプロジェクト〜まちとアートの関係史
2000年代に入り、まちかどで、アニメやマンガに描かれた主人公などの彫像に出会うことが多くなりました。
一方、2000年代以降、「大地の芸術祭−越後妻有アートトリエンナーレ」や「瀬戸内国際芸術祭」を見に、新潟県十日町市の山中をドライブしたり、瀬戸内海の島巡りを楽しんだ人も多いのではないでしょうか。あるいは、近所のまちかどで、○○ビエンナーレや○○トリエンナーレ、○○アートプロジェクトや○○アートフェスティバルというような名称の現代美術を見せるアートイベントに出会ったことがある人も少なくないと思います。

以上のようなムーブメントは、どちらも1990年代から始まり、2000年代に入り活性化したものです。しかし、ともに90年代に突如始まったのではなく、90年代以前に、まちに進出していたアートから進化して発展したものです。

本書では、まちとアートの関係に着目し、日本におけるその歴史について、主として第二次世界大戦後から今日までを概観していきます。
戦後の日本のまちに存在するアートとその変遷をとおして、私たちの暮らす社会がどのような構造をもち、どのようにそれが変化してきたのかを考えます。

目 次

はじめに
  序  石仏と銅像
第1章 「平和の像」の時代−1950年代
第2章 パブリックアートの時代−1960年代から1990年代
第3章 アートプロジェクトの時代−1990年代以降
第4章 「アニメの像」の時代−1990年代以降
おわりに
まちとアートの関係史年表




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